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あの時の刺は、心に刺さったまま…。

2004年・夏。紫歩(堀井綾香)は、同じ高校に通う知的障害者の兄・まさお(東龍之介)に手を焼いていたが、それがきっかけでまさおと同じクラスの奈津子(宮崎まこ)、陸人(野川大地)と仲良くなる。四人で行動する事が多くなったある日、まさおが問題を起こし、四人の関係に亀裂が入る。


2016年・夏。紫歩は武雄(寺部隼人)と婚約するが、武雄の妹・萌(堤萌)が紫歩の腰にあるタトゥーの話を武雄の母・雅子(泉水美和子)にうっかり話した事から、雅子は結婚に反対するようになる。責任を感じた萌は、兄の結婚が上手く行くように奔走する中、紫歩の過去に深い影を感じ、探り始める。


20××年・夏。奈津子は、夫・大介(林浩太郎)に暴力を振るわれ、怯える毎日を送っている。そんなある日、紫歩にそっくりな朱音(堀井綾香)と出会う。自分の気持ちに正直に生きるレズビアンの朱音は、奈津子を夫の干渉から救い出そうとする。


三つの夏が交差する時、紫歩のタトゥーに秘められた悲しい過去が明らかになる。